仕事や家事、自分の趣味や家族との時間など、忙しい毎日のなかでも合間を見てトレーニングや運動をしている人は少なくないと思います。
人によってトレーニングをする目的は違いますが、時間をかけなければ効果も少ないと思う人もいるでしょう。
そんな人のために、短時間なのに効果も出やすい時短トレーニングのコツをお伝えします。
これを知れば、短時間なのに効果的なトレーニングを知ることができるため、トレーニングをしながらもほかの時間も確保することができます。
一般的な考え方のトレーニングは効率が悪い
例えば、身体の複数の部位をトレーニングしたいときはどうするでしょうか。
仮に太ももとお腹周りを引き締めたいと思えば、おそらく太ももとお腹のトレーニングをそれぞれするでしょう。
もちろんそれは間違いではないですし、その部位を中心としたトレーニングのほうが効果が出やすいと考えやすいです。
ただし、この方法ではトレーニングをしたい部位が増えれば増えるほど、必要なトレーニングの種類も増えてしまいます。
トレーニングの種類が増えるということは、それに要する時間も増えることになります。
時間が十分にあれば、特に問題にもなりませんが、今の時代、忙しい中でも合間を縫ってトレーニングする人も増えているため、時短トレーニングを望む人もいると思います。
そういう方には、トレーニングをしたい部位が増えてもトレーニングの種類が増えない工夫が必要です。
筋肉の繋がりをトレーニングに活用する
その工夫とは、「筋肉の繋がりを活かしたトレーニング」です。
筋肉は、一つ一つが役割を持っていますが、隣り合う筋肉はお互いに近い役割を持っており、連動して働く性質があります。
例えば、軽く握りこぶしを握ってみましょう。
そこからさらに強く握ろうとすると、手首も曲がってきます。
さらに強く握ると、つぎは手首だけでなく肘も曲がると思います。
これが筋肉の繋がりの例です。
仮に指と肘のトレーニングをしたいと思えば、指のトレーニングと肘のトレーニングをそれぞれするのではなく、この筋肉の繋がりを活かしたトレーニングを擦ればひとつのトレーニングでできるというわけです。
ここで、最初の例で挙げた、お腹と太ももをトレーニングしたい場合も考えてみましょう。
お腹の筋肉である腹斜筋と太ももの筋肉の内転筋は、腹斜筋‐腹横筋‐横隔膜‐大腰筋‐内転筋で筋肉が繋がっています。

この繋がりを活かしたトレーニングの腹筋運動をすることで、太もものためだけのトレーニングをわざわざする必要がなくなります。
こういった工夫でより効果的な時短トレーニングをすることができるのです。
ちなみに、先ほどのお腹と太ももに効果がある腹筋運動の方法を紹介します。
<腹筋の時短トレーニング>
1、仰向けで腕を天井に伸ばす
2、天井に伸ばした腕を脇からさらに伸ばすようにする
3、胸が丸くなるまで伸ばしたら大きく頷いて頭部を持ち上げる
4、そのまま脇から伸ばすようにして状態を起こす
5、太ももを内側にひねるように軽く力を入れる
このほかにも筋肉の繋がりはたくさんあり、それを知ることでさらに時短トレーニングをすることができるかもしれません。
ほかの筋肉の繋がりも見てみたい方は下記を参照してみて時短トレーニングに活かしてください。
↓
https://offer.metaaxis.co.jp/optintaikan
<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト
医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。
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