最近、テレビで死ぬまでずっと歩き続けるには、足の裏をトレーニングすることが大事ということを言っていました。
CMなどでも足に注目したトレーニング機器などが注目されています。
スポーツなどでもよく「足裏の感覚」を研ぎ澄ますことは大事など言われますが、なぜここまで日常生活からスポーツと共通して足の裏は大事なのでしょうか?
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<足裏の感覚が大事な理由>
足裏は身体の中でも神経がたくさん集中しており、感覚が敏感な場所の1つでもあります。
また、足の細かな動きを察知し、身体に反応を起こさせる役割(ルフィニ小体やパチニ小体など)も持っています。
例えばですが、電車で立っているとき、揺れて前に倒れそうになったら、瞬間的に踏ん張ろうと足の指の筋肉を働かせて踏ん張ろうとするかと思います。
これは、足裏の神経が皮膚や筋肉を介して身体の重心の変化を感じ取ることで、バランスが崩れないように身体を安定させようとする反応です。
先程、アスリートなどがスポーツで「足裏の感覚を大事にしている」と伝えましたが、それは競技中極めて高速で動く中でも、身体の位置の変化や重心の位置の変化を足裏で感じながら動きを調整して、身体を安定させるためなのでしょう。
では、足裏の感覚を高め、実際の日常やスポーツで身体を安定させるにはどうしたらいいのでしょうか。
<足裏の感覚を高める方法>
足裏の感覚を高め、身体を安定させる方法は大きく分けて2つあります。
1.足裏の筋肉のバランスを整える
足裏の筋肉が緊張した状態で、バランスが崩れてしまっていると足裏の感覚が鈍くなってしまいます。
足裏の筋肉(特に緊張しやすい足底の屈筋群など)をほぐすなどして緊張をなくし、バランスを整えてあげると足裏の感覚が高まり、身体を安定させることができるでしょう。
2.足裏に関連する場所を整える
足裏の感覚を最大限に高めるには、足裏の筋肉のバランスを整えるだけでは不十分な場合が多いです。
なぜなら、足裏の感覚を高めるには、前提として体幹が安定していないといけないからです。
我々人間の身体は中心が安定していないと手足(四肢)の動きが制限されてしまうという性質があります。
試しにできる方は普通に立った状態で手脚を動かすことと、バランスボールの上に乗った状態や片足立ちの状態で手脚を動してみてください。
おそらく後者の方が圧倒的に力が入りにくく、動かしにくいはずです。
ですので、体幹を安定させないといけないのですが、その体幹を安定させるための場所があります。
その体幹を安定させるための場所を上手く使えないと、いくら足裏をほぐしても効果はなかなか得られないのです。
体幹を安定させるために必要な解剖学はこちら
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<股関節を使えるようにして足裏の感覚を高める>
身体の中でしっかりと使えるようにすることで、足裏の感覚を高めることができる場所があります。
それが、「股関節」になります。
股関節には足裏と同様に身体の重心をコントロールする働きがあります。
また、体幹と脚を跨いで繋がっているインナーマッスル(大腰筋)がついています。
このインナーマッスルは皮膚の下にある柔らかい組織(fassiaと呼ばれる軟部組織)や腱、筋膜などを介し、内転筋〜腓腹筋〜ヒラメ筋〜腓骨筋〜後脛骨筋というように足裏の筋肉まで繋がっています。
そのため、股関節を使えるようにすることで、足裏の筋肉も働きやすくなり、それによって足裏の感覚を高めることが出来るようになります。
それぞれ以下のワークで足裏と股関節を整えることが出来ます。
[足裏を整えるためのワーク]
[股関節を整えるためのワーク]
これらのワークを行うことによって、足裏の筋肉と股関節の筋肉のバランスが整い、足裏の感覚を高めることが出来るようになります。
足裏の感覚が高まれば、どんな状況でも身体を安定させ、あらゆるパフォーマンスを向上させることが出来るようになります。
日常に限らず、サッカーや野球、テニスなどの全てのスポーツのパフォーマンスを向上させるために重要なことですので、ぜひ日頃の身体づくりに取り入れてみてください。
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ヘッドトレーナー
<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT
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