こんにちは
理学療法士の中山です。
擦り傷レベルの軽いケガから
骨折などの重症のケガまで、程度は様々ですが
共通して「ころんでケガをしてしまう」
ということが多くあります。
大事にならなければいいのですが、
こういった子供のケガは出来るだけ防ぎたいですよね。
今回はこの「ころぶ」ことに対しての
対策について一緒に見ていってみましょう。
〔こどもの転倒に対しての対策〕
まず、「ころぶ」は正しくは「転倒」と表現されます。
この転倒の対策として挙げやすいのが、
柵の設置や物の整理(配置変更、片付けなど)、
行動範囲の制限などの環境調整です。
消費者庁の統計によると6歳までは屋内での転倒、
7歳からは屋外での転倒が多いとされています。
ですので、6歳までのこどもには、
こうした環境調整が有効と判断できます。
しかし、7歳以降は屋外でのケガの方が
多くなっていることもあり、
環境調整での対策は難しくなってきます。
大人が見守りを行うという方法もありますが、
常にそれを行うことはとても難しいですよね。
では、7歳以降については他に
どのような対策があるのでしょうか?
〔ころばない身体作りが大切〕
そもそもになってしまうのですが、
ころんでしまうのは身体の使い方が
未熟であることが原因の1つとして挙げられます。
そのため、子供にはころびにくい
身体の使い方を教えてあげる必要があります。
正しい身体の使い方が出来れば、
姿勢が良くなったり、運動機能が向上したりなどして
転倒を予防することが出来るようになります。
今回は足裏の筋肉の使い方を変えて、
立ち姿勢やバランスが良くなる体操を
お伝えしますので試してみてください。
〔姿勢やバランスを整える足指グーパー体操〕
・足裏の真ん中を押さえる。
・押さえたまま足の指の曲げ伸ばしを10回行う。
動画はこちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw
ころぶこと自体は身体の使い方においては
「学び」にもなるため、必ずしも悪いことではありません。
そのため、ある程度は容認する必要もあるかとは思いますが、
出来ればケガをすることなくスクスクと育ってほしいですね。
今回の内容がお役に立てれば幸いです。
ぜひ、試してみてください。
今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ
↓
https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/
中山照教
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト
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