足の上げ方でこどもの身体の使い方が分かる

こんにちは
理学療法士の中山です。

突然ですが、運動が得意なこどもと、
そうでないこどもの違いって分かりますか?

大まかに言うと「体の使い方がうまい」の一言ですが、
具体的に説明出来るかと言われると、、、。

実はこの体の使い方ですが、簡単に見分けることが出来て
なおかつ改善させてあげることが出来る方法があります。

その方法とはいったい?

〔見分ける方法は簡単〕

まずは立った状態で
膝が股関節の高さになるぐらいまで
足を上げてみてください。

このときの足の上げ方で見分けることが出来ます。

主には2つパターンがあって、以下のようになります。

≪パターン1≫
足を上げるときに、
・上半身が若干前に傾く
・上半身が若干上げた足の方に傾く

≪パターン2≫
これはパターン1と反対のような感じです。

足を上げるときに、
・上半身が後ろに傾く
・上げた足と反対の方向に体が傾く
・足を上げた後、片脚立ちでバランスが取れない

≪結果≫
パターン1では大腰筋という筋肉を使って
足を上げているパターンです。

この筋肉で足を上げていると
小さな動きでも効率良く力を発揮出来るため、

・素早く動き出すことが出来る
・バランスが良い
・疲れにくい

などの特徴があります。

パターン2は大腿四頭筋と呼ばれる
太ももの筋肉を使って足を上げているパターンです

この筋肉は強い力を出すことに適した筋肉です。

しかし、この筋肉ばかりを使って動き過ぎてしまうと、
毎回上半身の反動や強い踏み込みをしてからでないと
動き出すことが出来ないため、

・瞬発力に欠ける
・体がフラつきやすくバランスが悪い
・無駄に力みやすく体が固くなりやすい

このような体の使い方になりがちです。

〔体の使い方は簡単に変えてあげられる〕

先程の2つの筋肉はどちらも大事なのですが、
運動を行う上ではパターン1のように
大腰筋が使えている状態が望ましいです。

この大腰筋ですが、実はさするだけで
使いやすくすることが出来てしまいます。

以下の方法で試してみてください。

・片足を上げて今の状態をなんとなく覚えておく。
・足の付け根(※)を軽く5秒程さする。
 ※ソケイ部、ビキニラインのやや内側あたり
・再び足を上げ確認する。

いかがでしょうか?

おそらく、足が軽く上げやすくなっていたり、
パターン2だった方は上半身の動きも
小さくなっているかと思います。

このように体の使い方はちょっとしたことで
簡単に変えてあげることが出来ます。

今回のように、同じ足を上げるという動作にしても
効率の良い体の使い方とそうでない使い方がありますが、
違いは筋肉の使い方の問題だったりします。

問題が筋肉の使い方にある場合は、意外と簡単に
変えてあげることができたりしますので、
ぜひ、試してみてください。

今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ

https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/

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