こどものストレートネックを予防する

こんにちは
理学療法士の中山です。

こどもの姿勢の中でも
ここ数年話題になっているものに
ストレートネックがあります。

ストレートネックは
最初は姿勢が悪いだけだったりしますが
徐々に症状が現れて、長年悩まされたりもします。

今回はそんなストレートネックの
症状や予防法について
一緒に見ていってみましょう。

〔そもそもストレートネックってなに?〕

本来、首の骨は横から見ると
ゆるやかなカーブを描いています。

これは地面からの衝撃を和らげたり、
頭の重さを支えやすくするためのものです。

ストレートネックとは何らかの理由により
このカーブが失われ、文字通り首の骨が
直列に並んだ状態のことを指します。

この状態になってしまう理由として多いのは
スマホやゲーム、勉強をしている際の姿勢が悪く、
長く下を向いていたり、猫背になっていたりすると
首周りの筋肉が固くなり起こりやすくなります。

〔ストレートネックの症状〕

首周りの筋肉が固くなってしまうため、
まず肩こりや首こり、運動能力の低下等が挙げられます。

また、筋肉が固くなることにより、
血流の低下が起こり集中力の低下や睡眠不足が起き、
学習能力の低下や精神面の不安定さが
見られるようになってきたりします。

〔ストレートネックの予防法〕

予防としては姿勢を正すことが大事になります。

しかし、ただ見た目を整えるだけでは
なかなかうまくいかないことがあります。

首を支えてくれる筋肉の頚長筋(けいちょうきん)
という筋肉がうまく機能していなければ、
結局、首周りの姿勢を良い状態で保ちにくくなり
猫背やうつむきの悪い姿勢になりやすくなるからです。

頚長筋を使いやすくするには
次に紹介する体操がおすすめですので
試してみてください。

〔首周りを整える首まわし体操〕

・耳たぶから真っ直ぐ下の首の付け根
 (肩をすくめたときに出来る首のくぼみ辺り)に手を置く。
・先程のポイントを手で押さえながら、
 首を右回り・左回りに5回ずつ動かす。

動画はこちら
https://youtu.be/JjY-o464WRs

ストレートネックは見た目だけの問題ではなく、
悪化すると痺れや痛みなどの神経症状が出ることもあります。

また、首周りの固さは意外と運動機能にも関係してくるので
運動能力の向上という意味で行って頂くのも良いかと思います。

ぜひ、試してみてください。

今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ

https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/

The following two tabs change content below.
体軸コンディショニングスクールは、施術,スポーツ,仕事… すべてのパフォーマンスを向上させたい方のために、体軸理論の情報をお届けするスクールです。 あなたが体軸を形成できるように身体のバランスを整える方法や、スポーツや施術におけるパフォーマンスを高めるための情報をお伝えしています。 体軸コンディショニングスクールは、同じ考え方を持った4.5万人を超えるファンの方に支えられています。

最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)