足裏を整えるとこどもの運動能力は上がる

こんにちは、理学療法士の中山です。

こどもの運動機能において
足裏はとても重要な要素となります。

特に具体的な要素として
「やわらかいことと、固くなれること」
の2つがあげられます。

今回はこの2つの要素が
どのように大事なのかについて
一緒にみていってみましょう。

〔やわらかいことの重要性〕

足裏には地面からの衝撃を和らげることと
体のバランスを取る機能があります。

衝撃についてはやわらかさが重要になるのは
イメージしやすいかと思います。

バランスについては、足裏に感覚の神経が
多く存在していることが関係しています。

感覚の神経は皮膚や筋肉の伸び縮みに反応して
働くようになっているため、足裏が固くなっていると
正常に働きにくくなってしまうのです。

〔固くなれることの重要性〕

前述した以外の足裏の機能として、
地面からの力を伝える、
もしくは地面へ力を伝える、
という機能があります。

これは足裏の筋肉に
うまく力が入ることによって
効率良く行えます。

基本的には立っているとき
地面と接しているのは足裏だけになるので、
もし、うまく力が入らず足裏がやわらかいままでは、
走るにしても、跳ぶにしても
運動の効率は大きく下がってしまいます。

〔やわらかさと固さを作るためには〕

ここまでを少しまとめると、
要は「柔と剛」の関係ですが、
これらを作り出すには
どうすれば良いのでしょうか?

「柔」を作るだけなら足裏のマッサージ、
「剛」ならば足裏の筋トレ、、、
という風でも良いのですが、
出来れば簡単に効率良く行いたいですよね。

次に紹介する方法では、この柔と剛を
簡単にバランス良く整えらますので、
試してみてください。

〔足裏が整う足指グーパー運動〕

・足裏の真ん中を押さえる。
・押さえたまま足の指の曲げ伸ばしを10回行う。
 
動画はこちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw

この運動では、いくつかの足裏の筋肉が
重なっているところを押さえて動かすことによって、
筋肉をほぐしつつ鍛えるということが行えます。

今回の、「柔と剛」のような対極した2つを大事にしてあげることで、
こどものケガを予防したり、バランスや走る跳ぶ等の
運動能力を伸ばしてあげることが出来ます。

ぜひ、試してみてください。

今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ

https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト