親の気持ちはこどもにも影響する

こんにちは、理学療法士の中山です。
少し不思議な話ですけど、親の調子が良いと
こどもも調子良いことってありませんか?
逆に、疲れや不安などがあると、
それも何故かこどもに伝わっちゃう、、。
なんてこともあったりしますよね。
これって一体どこから伝わってしまうのでしょうか?
今回はこのような不思議な現象について
一緒にみていってみましょう。
〔気持ちはカラダに現れやすい〕
緊張すると、肩が上がったりなど
カラダに勝手に力が入ってしまうこと
ってありますよね。
気分次第では、
足取りが軽くなったり重くなったり、
手を握りしめたりなど、
その時の精神状態とカラダの状態には
ある程度影響し合っている関係性があります。
こういったものの中でも、
こどもに影響しやすいものとして
「手」が挙げられます。
なぜ、手から親の気持ちがこどもに
影響してしまうのでしょうか?
〔手の状態がこどもに影響しやすい理由〕
理由は大きく見て以下の2つです。
・気持ちが手の状態に反映されやすい
・手はこどもに触れる頻度が高い
疲れがなく感情が穏やかで落ち着いていると、
手は比較的やわらかく暖かかったりします。
逆に疲れていたり、気負っていたりすると
無意識に手は固くなったり冷たくなりやすいです。
触られる側としては、やはり
状態の良い手の方が心地良く感じ、
逆だと、触られる側も力が入ったり
不安や焦りなどを感じてしまいます。
少し長くなってきたので、
ここまでをまとめてみると、
・良くも悪くも気持ちはカラダに現れる。
     ↓
・親のカラダの状態は、
直接触れる手などをを通してこどもに伝わる。
という流れです。
〔逆の流れを辿ればこどもも親も良くなる〕
マッサージをすれば、気持ちが良くなるように
カラダの状態を変えてあげることで、
気持ちを整えてあげることも出来ます。
今回で言えば、手の状態を変えてあげることで
親の気持ちを整えることが出来たり、
こどもへ良い影響を伝えやすくなったりします。
次に紹介する方法で試してみてください。
〔優しい手になる〕
・手のひらとひらを合わせて、ゆっくりなでる。
・すこし温かくなってきたら、片方の手の甲をなでる。
・反対の手の甲も同じようになでる。
これを行う前後では、手の動かしやすさや
温かさ、やわらかさが違ってくるかと思います。
おそらくやった後の方が動かしやすいし、
温かくてやわらかいですよね。
その優しい手でこどもに触ってあげると、
安心感や気持ちの良さのような心地良さを
与えてあげられやすくなるかと思います。
実際には、気持ちというのは直接触れる以外に
空気感というものもあると思いますが、
どちらかというと直接触れることの影響の方が
大きいのではないかなと思っています。
この優しい手の作り方自体は数十秒ほどで行える
簡単な方法ですので、ぜひ試してみてください。
今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト