靴底で分かるこどもの歩き方の特徴

こんにちは、理学療法士の中山です。

こどもの体の使い方は
靴の踵の削れ方を見ればみえてきます。

削れ方には大きくみて内側と外側があり
それぞれに特徴があります。

今回は靴の踵の削れ方から
こどもの体の使い方と
その課題をみていきましょう。

〔外側が削れているパターン〕

外側がよく削れているパターンでは
股関節がうまく使えていないことが多いです。

股関節がうまく使えていないと、
太ももの外側の筋肉に負担がかかりやすく、
O脚やガニ股のようになりやすい傾向にあります。

また、歩くときに横方向への揺れが大きく、
投げる、走る、跳ぶなどの動作のとき
バランスを崩しやすいのも特徴の1つです。

〔内側が削れているパターン〕

内側のパターンでは足首の筋肉が
うまく使えていないことが多いです。

そのため、立った状態で足裏部分を確認してみると、
扁平足のように土踏まずがつぶれていたりします。

このパターンでは土踏まずの役割である、
地面からの衝撃の吸収、その逆の地面に力を伝える
ということが行いづらくなっています。

これらの影響により、足が疲れやすかったり、
本来ある筋力がうまく発揮できていない
という特徴があります。

〔筋肉を使いやすくして動きを良くする〕

外側パターンでは股関節の筋肉、
内側パターンでは足首の筋肉を
使いやすくしてあげると良いです。

それぞれのパターンに対する体操を
紹介しますので試してみてください。

《外側パターン》

もも裏スクワット
・立った状態で、肩幅程度に足を開く。
・足の付け根(ソケイ部)に手を置く。
・お尻を後ろに突き出すようにしておじぎをする。
・裏ももの伸び感を感じたら、お尻を締めるようにして身体を起こす。
・これを5回行う。
 
動画はこちら
http://youtu.be/LOyPQF7EGmA

《内側パターン》

足首まわし体操
・内くるぶしの後ろから指4本分上のところを押さえる。
・押さえたまま足首を5回まわす。
・反対方向にも同じようにして5回まわす。

動画はこちら
https://youtu.be/nG3IYrpdBkw

今回の体操は運動能力の向上だけでなく
ケガの予防にも役立ちます。

ぜひ、試してみてください。

今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ

https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/

The following two tabs change content below.
体軸コンディショニングスクールは、施術,スポーツ,仕事… すべてのパフォーマンスを向上させたい方のために、体軸理論の情報をお届けするスクールです。 あなたが体軸を形成できるように身体のバランスを整える方法や、スポーツや施術におけるパフォーマンスを高めるための情報をお伝えしています。 体軸コンディショニングスクールは、同じ考え方を持った4.5万人を超えるファンの方に支えられています。

最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)