ビックボスの秘策⁉新庄監督から学ぶ姿勢の極意

日本ハムのビックボスこと新庄剛監督が
キャンプ明けから良いスタートを切って
います。

選手たちもかなり生き生きとしており、
今シーズンの活躍には期待がかかっています。

そんな新庄監督が口癖のように選手たちに
言っているのが、プレーしている最中の
姿勢です。

姿勢といえば、スポーツはもちろんですが、
仕事、私生活でも真っ直ぐな綺麗な姿勢に
することが良いとよく言われます。

しかし、新庄監督も言っていますが、
必ずしも真っ直ぐな姿勢が良いという
わけではないのです。

どういったことなのか解説していきたいと
思います。

良い姿勢に隠された落とし穴

一般的に良い姿勢というと肩甲骨を寄せ、
胸を開き、背筋を真っ直ぐにした姿勢を
思い浮かべます。

しかし、実際にやってみると
どうでしょうか?

姿勢を真っ直ぐにしたにも関わらず、
かえって背中が張ってきてしんどい。
姿勢を維持するのに疲れてしまう
なんてことありませんか?

これはなぜかというと、肩甲骨を寄せ、
胸を開き、背中を真っ直ぐにした状態
というのは、背中の筋肉(脊柱起立筋や菱形筋)が働きやすくなっているからです。

背中の筋肉は、背中を真っ直ぐにするために
使われているアウターマッスルと呼ばれる
筋肉です。

しかし、この筋肉ばかり働くと、
関節や姿勢保持をするために重要な
体幹の奥にあるインナーマッスル
(大腰筋や多裂筋)を中心としたみぞおち
から骨盤周りにかけて付いている筋肉が
固くなってしまいます。

もちろん、背中の筋肉も姿勢を維持する機能
を持っていますが、インナーマッスルが
働きにくい状態ですと、アウターマッスル
の負担が大きくなります。

結果、疲れやすく身体のパフォーマンスが
低下しやすい状態になります。

本当の良い姿勢をつくる

では、本当の良い姿勢とは
なんなのでしょうか?

疲れにくく、動きやすい姿勢を作るには、
背中まわりやみぞおち周りの余計な緊張が
ない状態を作る必要があります。

ですが、それをするには、まず普段の生活
からインナーマッスルを使えるようにする
ことで、背中まわりの余計な緊張がない状態
にしていく必要があります。

インナーマッスルが働くことで、
背中の筋肉の余計な働きが抑えられ、
背中まわりの余計な緊張がない状態にする
ことができ、疲れにくく動きやすい理想的な
姿勢を作り出すことができます。

みぞおちを丸めれば背中周りの筋肉の緊張がなくなる

とはいえ、普段から背中周りの筋肉に
力が入っている人が意識的に緊張をなくそう
としてもなかなか難しいものがあります。

そこで、重要になってくるのが、
“みぞおちを丸める”ということです。

みぞおちを軽く丸める状態を作ることで、
インナーマッスルが働きやすくなるので、
背中の筋肉の余計な緊張をなくすことが
できます。

ちなみに、新庄監督は先日インスタグラムでも選手たちにみぞおちを丸めた脱力状態を作れと言っていました。

これはなぜかというと、背中の余計な緊張をなくすことで、インナーマッスルを使いやすくし、野球のパフォーマンスを向上させるためなのです。

背中まわりの緊張を落とす簡単な体操

1.椅子にすわってヘソから4横指上の
みぞおちを押さえる。
2.片手を背中にまわし、みぞおちと同じ高さ
の背骨を押さえる。
3.押さえたまま、身体を前後に曲げ伸ばし
する。
4.同様に、身体を左右へ倒す、捻るも行う。
5.それぞれ、10回ずつ行う。
この体操を行うことによって、
背中まわりの余計な緊張がなくなり、
インナーマッスルが働くようになります。

インナーマッスルが働けば、姿勢を
真っ直ぐにした時も背中の筋肉が
働きにくくなるので、身体の負担が減り
ます。

 

普段から姿勢を意識しているという人は、
ぜひこのワークを取り入れてみて
ください。

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