こんばんは。
アナトミーの鬼の田中です。
今回は、当施術ルームにいらした患者さんのお話です。
なかなかとれない痛みがある方は、読み進めてみて下さい。
参考になるかと思います。
「神経痛ですね。痛み止めと湿布で様子を見ましょう。」
足の痛みやしびれで悩んでいる患者さんが病院でこのように言われました。
何も変わらなかったので、別の治療院に行かれたそうです。
そこでは、腸の治療と食事指導をしてもらい、治療後は食生活にも気をつけていたところ、神経痛の痛みは半減したとのことです。
しかし、あとの半分の痛みがなかなか消えない…。そのような状態で私どもの施術ルームに来られました。
この方は足首に古傷があったので、お腹の調整と合わせて足首にもアプローチしたことで、神経痛の訴えはなくなりました。
・神経痛と腸との関係
・足首の古傷との関係
これらを順を追って説明していきます。
<神経痛と腸の関係>
この方の神経痛は、大腿神経痛と考えられます。太ももの前から外側にかけて痛みが特徴です。
この神経ですが、インナーマッスルで有名な大腰筋の間を通っているのです。
そのため、この大腰筋が固まっていると神経を圧迫することがあるのです。
この大腰筋は、小腸や大腸のすぐ裏側にあります。そのため、腸の動きが悪いと大腰筋の動きが悪くなる事があるのです。
ですので、治療院でやってもらったお腹の調整と、食事を気をつけることで、痛みが軽減されたのだと思います。
では、足首の古傷との関係はなんなのでしょう?
<大腰筋と筋膜でつながっている筋肉>
この方は、酷い捻挫をされたことがあり、足首の外側の筋肉も固まっていましたが、
土踏まずを作る為の重要な筋肉(後脛骨筋)も固まっていました。
この筋肉が、太ももの内転筋などを介して筋膜で大腰筋までつながっているのです。
恐らくですがこの方は酷い捻挫をしたために、この土踏まずを作るための筋肉が使えていないのです。
この筋肉とつながっている大腰筋はその頃から上手く使えていなかった可能性があります。
実際に、昔から股関節に違和感はあったそうです。
それに加えて食事の影響で腸の動きが悪くなり、大腰筋が更に使えなくなり固まってきたのだと判断しました。
このように、足の痛みやしびれだとしても、原因は様々です。
単純に神経痛というだけでなく、
古傷、筋肉と筋肉のつながり、内臓のことなどを考えていく必要があります。
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