こんばんは。
理学療法士でもあり母親でもある新田です。
先週末、大阪で筋膜アナトミーが開催され、アシスタントとして参加してきました。
こどもを保育所に預けてからの参加であったので、
セミナーが終わってから猛ダッシュで帰りましたが、
少し時間オーバーしてしまい、子どもにも保育士さんにも申し訳ない気持ちになりました。
それと同時に感謝もしております。
働くお母さんにとって、保育所は本当に有り難い所です。
1歳の次男は、月曜日から土曜日まで保育所にお世話になっています。
子どもと一緒に居る事ができる時間はそんなに多くないので、
帰った後はなるべく触れ合う時間を作ることを大事にしています。
あと、こどもの体調のチェックもするようにしています。
その方法として、抱っこした時に肩周りや背中の固さを確認するようにしています。
今回はいつもと比べると、肩周りや背中が固くなっていたので、
・保育園で緊張する場面があったのかな?
・のびのびと遊べていないのかな?
そんな事を思いながら、肩を優しく撫でていると固まった筋肉の緊張が抜け、皮膚が温かくなっていきます。
そしてそのような日はできるだけ、子どもと一緒に『ハイハイ』で追いかけっこをしながら遊ぶようにしています。
〈なぜ、ハイハイなのか〉
1、ハイハイは全身の関節や筋肉をよく使います。
中でも脇の筋肉を効率的に使う事ができるため、遊び終わった後は肩全体が軽くなるのです。
脇の筋肉は前鋸筋といい、腕と体幹をつなぐ筋肉です。
ここを上手く使えると腕と体幹が連動して動き、肩周りが軽くなるのです。
2、全身の筋肉をよく使うため、血行を良くします。
緊張して固く冷えた身体の代謝を上げます。
3、左右の脇の筋肉を使う事で、呼吸力を高めます。
この他の効果としても、
4、全身の筋肉を働かせることで、脳の働きを高めます。
5、両脇、両肘・両手のひらで上体を支え、這うことで手指の働きを滑らかにしていきます。
その成果が手先の器用さに現れて、折り紙や粘土細工での手の細かい動きを高めます。
6、顔を前に向けて這う事で平衡機能を強め、姿勢反射などの力も高める事につながります。
姿勢反射が弱い場合には、
・つまづいて転びやすい。
・転んだとき、手が前に出にくく、顔を打ち怪我をしやすくなりがち。
姿勢反射が育つと、
・少々つまづいても、足が出て立ち直る反応ができる。
・転んだとしても、両手を前に出して突き顔を上げ、怪我をする事が少なくなる。
といったように、
こどもの成長にとっても、肩こりに悩まさせている大人にとっても、良い運動なのです。
〈ハイハイする前に行うワーク〉
先ほどハイハイする時に最も重要なポイントは、脇の筋肉を使う事だとお伝えしました。
いきなりハイハイをやっても、この筋肉は上手く使えません。
ただ、簡単な方法でこの筋肉を使いやすくする事ができます。
脇と脇のやや後ろの部分を左右10秒ほど優しく丁寧にさすってあげましょう。
そして大人自身もハイハイ遊びをする前はしっかり丁寧に触ってから行うようにします。
脇の筋肉を刺激してからハイハイを2~3分も行っていれば、子どもも大人も肩周りがほぐれています。
このように、いつもしている遊びの前に筋肉を触って刺激を入れることで、
身体がほぐれてくるポイントは他にもあります。
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